こんにちは。コンサルティング課の小谷です。
今週は、加藤商事の主力事業である家庭ごみの収集運搬現場にて研修中です!
今までにもよく登場しているパッカー車。会社ごとに色が異なっていますが、弊社では地域の高齢者の方にも馴染みやすい色ということで、藤色のパッカー車を採用しています。
写真1.藤色のパッカー車
ごみの回収の方法にも、ステーション回収と戸別回収があるのをご存じでしょうか。
皆さんが家庭からごみを出す時、近所の集積所に出していますか?それとも家の前に置いていますか?
実は、市町村ごとにごみ出しのルールが異なっており、例えば東村山市では戸別回収でも、隣の清瀬市ではステーション回収です。
戸別回収だと家の前に置いておけば良いので集積所までごみを出しに行く手間が省けますが、ステーション回収であれば個人でポリバケツやネットを準備する必要が無いので、維持管理の手間を省くことができ、どちらも一長一短といったところです。
収集運搬の立場から見ると、戸別回収の方が違反袋を出している家庭の方に直接内容を確認、説明できる一方、交通量の多い道を走り回ってごみ袋を回収しなければならず、事故や怪我の危険性も高まってしまいます。
写真2:家庭ごみを回収している様子
収集員の皆さんは、安全に留意しつつ手際よく作業しておられ、私は後ろをついていくので精一杯でした。
パッカー車保管場所の一つである秋津車庫です。ここに20~30名の収集員の方が勤務されており、他にも各地で大勢の方が勤務されています。
ごみの取り残しが無いよう、日々、ルートの改正や情報共有を行っておられました。
写真3:秋津車庫の様子
完全なる私見ですが、以前、内田樹が村上春樹文学について論じた「ご飯を作り、お掃除をすることの英雄性」(「内田樹の研究室」http://blog.tatsuru.com/2009/06/24_0907.php)を拝読し、感銘を受けました。
その中で、お掃除をする人たちを「宇宙的なエントロピーの拡大にただ一人抵抗している『秩序の守護者』なのである」と表現されておられました。
その意味で、収集運搬の作業員の皆さんは、私にとって、日々宇宙的エントロピーに対抗しているスーパーヒーローさん達なのです。
(文責:コンサルティング課 小谷)