こんにちは!コンサルティング課の半田です。
今週初めから、本社(東村山)にあるエコ工場「フェニックス」にて現場研修を行っています。
現在。エコ工場では、容器包装プラスチックの中間処理を行っており、東村山市、西東京市、東久留米市、清瀬市の4市のプラスチックを受け入れています。
作業は、第一・第二工場で4市を分担し行っています。
詳しくは、下記を参照ください。
(エコ工場「フェニックス」:https://katosyoji.tokyo/category/phoenix/)
(写真1:第二工場の外観 )
現場では、KY(危険を予知して 安全作業!)を意識しなければなりません。しかし、搬入されたごみの中には、容器包装プラスチック以外の危険物が混入していることがあります。
例えば、注射針、カッターナイフ、ガラス等です。
(写真2: 異物の状況)
また、夏の現場では、室内温度が40℃近く上がることもあり、集中力が切れたり、脱水症状などにも気をつけなければなりません。
現場では常に危険と隣り合わせだということを忘れず、皆が声を掛け合い働いていました。
私も働く人みんなに声を掛けて頂き、楽しく、また、充実した経験を積むことができました!
今回私が行った業務は、大きく分けて二つあります。
一つ目が、搬入されたごみ袋から異物を取り除く選別作業です。リサイクル可能なものにするためには、人の手で一つずつ異物を取り除いているのです。
二つ目が、機械のメンテナンス・清掃作業です。機械の故障を未然に防ぎ、また、いつ誰が見学に来られてもいいように清掃を随時行っています。
簡単な流れとしては、まず写真3のように、トラックスケールでごみの重量を計量します。この際、各市町村ごとに管理し、他の市と交わらないように的確な指示が必要です。
(写真3: トラックスケールを使って、重量計量中の様子)
重量計量後、搬入ホッパーに入れ、随時コンベアで搬送されます。
(写真4: 搬入ホッパーの様子)
その後、破袋機を通過し、異物の選別作業に入ります。写真5は、破袋機で破れなかった袋を小袋破袋機に入れるところです。判断基準は、プラマークで判断します。
一度に大量のごみが流れてくるため、集中力、判断能力、そして、体力が求められる作業です。
(写真:5 選別作業風景)
私も、選別の作業に挑戦しました!!気を抜くとごみがすぐに流れていくので、異物を見極めるスピードが重要です。プラスチックのようで紙であったりする場合も多く、経験が必要な作業でもあります。(写真7・・・例:カップヌードルの容器は紙の場合あり)
(写真6: 選別に挑戦中の様子)
(写真7:紙のマークが付いている写真の例)
しかし、容器包装プラスチックでも、汚れていると不適合物となり、廃棄処分されてしまいます。必要以上に水で洗うと無駄になる場合もあるので、少し洗うことを心がけましょう。
最終的に、ベールと呼ばれる塊となります。重量は一つあたり、約200kg~250kgです。
(写真8: ベールの保管の様子)
現場で働くことで、市によっての排出方法の違い、排出実態など、普段わからないことがみえてきます。また、ごみは人によって移動することで初めてリサイクルされます。このことを忘れず、今後の取集・運搬の研修に取り組んでいきます!!
(文責:コンサルティング課 半田)